今月のコラム 文⁄塾長 大山重憲
再起
新緑のまぶしい季節になった。「五月病」にさいなまされた時期もあったが、今は五月病にかかってる暇も余裕もない。「五月病」はハングリーさを喪失することで生まれる、「幸せの裏返し病」かもしれない。 新年度が始まって、ひと月半。さて、そろそろしっかり軌道に乗せよう。
一歩を踏み出す勇気は、「今、やりたい」という自分の気持ちを信じることから生まれる。(栗城史多=登山家)
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平凡なことを、毎日に、平凡に実行する。これを、「非凡」という。
(アンドレ・ジッド)
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人付き合いがうまいというのは、人を許せるということだ。
(ロバート・フロスト)
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「確率」ではなく、「可能性」にかけろ。
(杉村太郎)
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正しく生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである。
(宮沢賢治)
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誰だって、みんな、深い傷を背負って、そ知らぬふりして生きているのだ。
(太宰治)
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いわゆる頭のいい人は、いわば足の速い旅人のようなものである。人より先に人のまだ行かない所へ行き着くこともできる代わりに、途中の道端あるいはちょっとしたわき道にある肝心なものを見落とす恐れがある。
(寺田寅彦)
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お前達の前途が、どうぞ多難でありますように…。多難であればあるほど、実りは大きいのだから。
(壇一雄)
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田舎の親は食べ切れない量の柿を送って、周りの人に感謝することを教える。
(中谷彰宏)
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苦しいから逃げるのではない。逃げるから苦しくなるのだ。
(ウィリアム・ジェームス)
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人間窮すれば通ずるものだ。手が使えなければ足を使う。足が使えなければかみついても試合はできる。
(力道山)
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例えれば、鍛冶屋が腕を振るって腕が太くなるように、元気を出し続けると、元気は増してくるものである。
(三宅雪嶺)
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自分を元気づける一番の方法は、誰か他の人を元気づけることだ。
(マーク・トウェイン)
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元気を出しなさい。今日の失敗ではなく、明日訪れるかもしれない成功について考えるのです。
(ヘレン・ケラー)
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失敗は一度で充分、などと考えるのは、現実的のようで非現実的である。人間が物事を成就するには一度はおろか、二度、三度の失敗では充分でない。何度も何度もマイナスを繰り返して、ようやくプラスをつかむことができる。
(外山滋比古)