今月のコラム 文⁄塾長 大山重憲
Secret
「引き寄せの法則」というのがあるそうだ。人生で自分に起きている事は、すべて自分が引き寄せている。自分が思い、イメージすることが、自分に引き寄せられてくる。何事であれ自分が考えていることが自分に引き寄せられてくるのだそうである。
過去の偉大な先人たちは「引き寄せの法則」が宇宙で一番強力な法則だと教えている。シェイクスピア、ウィリアム・ブレイクはそれを詩で表現し、ベートーベンのような音楽家はそれを音楽で表現し、レオナルド・ダ・ヴィンチのような画家はそれを絵で表現し、ソクラテス、プラトン、ピタゴラス、ニュートンなどの思想家たちは彼らの書物や教えの中でその法則を示している。
それは宇宙の完璧な秩序を決めている法則である。自分の人生のすべての瞬間、すべての体験を決める法則である。自分がだれであろうと、どこにいようと、関係ない。
この「引き寄せの法則」は自分自身の人生経験のすべてを創造しているのだ。この強力な法則は自分の思考を通して現実を創造するのである。
自分の現在の人生は自分が過去に考えたことの反映である。自分がこれまで一番長く思っていた事を引き寄せるので、今の自分を見ることで自分の人生で今まで自分が何を深く考えてきたのかが解る。
もし、しっかりと心にイメージすることができれば、それを実際に手にすることができる。欲しいものをしっかりと頭の中で考え、ほとんどそればかりを考えていることができれば、それを人生で実現することができる。それは磁石のように引き寄せる。つまり、物事の結果とは自分の気持ちや思考の産物である。
自分は、人間という放送局である。この地球上で、いや、この宇宙で最も強力な放送局なのである。自分が発信したものが自分の人生や周りの世界を創造しているのだ。自分が放射する波動は街を越え国境を越え、世界をも越えて行く。宇宙全体に放射しているのだ。つまり、思考することによって、その波動をあたり一面に放射しているのである。
人生で何か変えたいことがあれば、チャンネルを替えればいい。自分の考え方を変えて周波数を変えればいいのである。
自分がとても豊かな生活をしていると想像しよう。すると、その様な生活を引き寄せる。しかし、何故、多くの人々は夢見た生活ができていないのか。それは、欲しくないものについて考えてしまっているからである。欲しいものより、欲しくいないものを考えている時間が長いからである。
「引き寄せの法則」は自然の法則である。個人的な感情をくみ取ってくれるわけではなく、善悪の判断もしてくれない。自分の思いを受信して、ただそれを送り返して自分の人生経験にしているのである。
思い返してみると、納得できることばかりである。今までの人生は自分の「思い=思考」が現実になっていることに気付く。衣食住に関する欲求も、趣味に関する欲求も、仕事に関する欲求も、たいていは叶っている。逆に、不安に思うことも現実になっている。
「引き寄せの法則」によれば、「マイナス思考は、大幅に、しかも継続的に抱いていなければ、人生が現実に不利になることはない。しかし、常にマイナス思考に固執していれば、人生は明らかに否定的なものになってしまう。また、自分がマイナス思考であることを心配し出すと、マイナス思考をさらに引き寄せてしまう。その結果、更に心配を増幅させてしまう。今すぐ、プラス思考をする決心しよう。そして同時に、宇宙に対して、後ろ向きな考えはもうしないと宣言しなさい。」という。「実現したら有害となる思考は、今すぐ変えることができる。」のだそうだ。
すべてが自分の思考の産物。情熱を傾け、夢中になれることを思い描き、ワクワクしていることで、それが現実になる。それが自然の法則だという。実行したい。