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今月のコラム 文⁄塾長 大山重憲
2014年6月
遵法
世界の笑えないジョークから。
アメリカと日本の靴メーカーがアマゾン奥地のマーケティングを行った。
数日後、本社に報告書が届いた。
アメリカのビジネスマン…
「この地域の住民に靴を履くという習慣はありません。
ビジネスチャンスはありません。」
日本のビジネスマン…
「この地域の住民はまだ誰も靴を履いていません。
ものすごいビジネスチャンスです。」
*
あるアメリカの自動車会社がロシアと日本の部品工場に以下のような仕事を発注した。
「不良品は1000個につき1つとすること。」
数日後、ロシアの工場からメールが届いた。
「大変困難な条件です。期日にどうしても間に合いません。
納期の延長をお願いします。」
数日後、日本の工場からもメールが届いた。
「納期に向けて作業は順調に進んでおります。
ただ、不良品の設計図が届いておりません。早急に送付してください。」
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ある豪華客船が航海の最中に沈みだした。船長は乗客たちに速やかに船から脱出して
海に飛び込むように指示しなければならなかった。船長はそれぞれの外国人乗客にこう言った。
アメリカ人には「飛び込めばあなたは英雄ですよ。」
イギリス人には「飛び込めばあなたは紳士です。」
ドイツ人には「飛び込むのがこの船の規則となっています。」
イタリア人には「飛び込むと女性にもてますよ。」
フランス人には「飛び込まないでください。」
中国人には「海の中に美味い魚が泳いでいますよ。」
韓国人には「日本人も飛び込んでいますよ。」
日本人には「みんな飛び込んでいます。」
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五代目三遊亭圓楽さんの演目から。
実際にあった話。ある食べ物屋さんが新規オープンした。宣伝文句が「高くてまずくて無愛想」。するとお客がどっと押し寄せた。ところが一か月で潰れた。言葉に偽りがなかった。お客の心理の逆手を取って「安くて美味くて愛想がいい」とやりたかったのだが。言葉通り「高くてまずくて無愛想だった」のだ。
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韓国セウォル号の事件は、韓国の負の国民性が起こした事件だと思えて憤りを禁じ得ない。韓国国内では「安全不感症」などと自嘲して報道されたりもしたが、いっぱしの「先進国」入りをしたいのであれば彼らの意識構造を根本的に変えなければならない。私も経験した。椅子を買いに家具屋に行った。四本の脚の長さが違ってガタガタしているのだ。「不良品だから違うのを出してくれ。」と言ったら「大丈夫。十分座れるだろ」と。文化の違いや価値観の違いは分かる。しかし、偏狭な傲慢性を押し付けられては不愉快にも我慢にも限度がある。先進国を目指して経済的には急成長を遂げた韓国。しかし、それは一部の数字上でのこと。内情は唖然とする。貧富の格差は広がる一方。インフラも社会福祉も劣悪だ。世界に認められるためにはグローバルスタンダードをクリアしなければならない。我々日本人も自分を見つめる機会だ。人の目の届かないところでの遵法精神。正義に生きる潔さ。改めて見直したい。