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今月のコラム バックナンバー 文⁄塾長 大山重憲
2011年4月
思い
このたびの震災で被災された方々に、衷心よりお見舞い申し上げます。
今もなお余震が頻発し、食糧・電力・燃料などの不足からも、不安や不便を強いられる中で日々を過ごしていらっしゃることとお察し申し上げます。
私もこの国難の克服のために、節電・節水・節約など、身の回りの何かできることからやっていきたいと思っています。そうすることで少しでも被災された方々の力になれれば、復興につながればと祈らないではいられません。
被災地では中学生や高校生達が瓦礫の撤去や激励のメッセージを避難所に掲げるなどして、お年寄りの方々を励ましている様子が報道されました。
世界各国からの救援・支援にも心を打たれています。インドネシアからは、スマトラ沖地震の時に日本に助けてもらった恩返しということで支援を申し出、韓国からも、頼まれなくても助けるのが「隣人」だとして真っ先に救援隊を派遣し、今や全国民的に義援金を募金してくれているのです。「恩讐の国、日本」のために…。中国からもロシアからも、歴史的に政治的にこじれていたとしても、それらの一切をさておき、世界の人々の関心と思いは被災地の人々へ、日本へ向けられていることが、なんともありがたいことだと思います。オバマ大統領も「同盟国日本」のために全面的な支援を表明してくれました。なんとも心強い限りです。
今、福島第一原子力発電所の放射能漏れが危惧されていますが、私は、日本人として、戦後の復興を成し遂げ、経済大国・技術立国に成長させた日本人の優秀な英知と努力を今でも信じ、必ずこの難局を克服してくれるものと信じています。
今まで日本が経験したことのない事象の数々。しかし、被災者のために、被災地のために、何かをしようと全国民が一つとなったことも、かつてなかったのではないでしょうか。私も、一日でも早くこの困難を乗り越え、笑顔が戻る日を祈りながら、できることを探しながら、日々を送りたいと思います。